デンマーク「ファヌー島国際凧揚げ大会2017」に参加。

デンマークのファヌーで2017年6月11日~6月18日まで行われた凧揚げ大会[Fanø Kitemakers 2017]
(ファヌー島国際凧揚げ大会2017)に江戸凧保存会からは加藤さん、土岐さん、中川さんの3名が参加しました。
ファヌーの凧揚げ大会は昔から大変有名で、世界でも一位、二位を争うような大きな大会だそうです。
2017年は日本がデンマークと修好通商航海条約を締結してからちょうど150周年を迎えるのだそうで、これに際し、この『ファヌー島カイト・フェスティバル』が公的記念行事の一環としておこなわれました。
土岐さんは大会主催者より、特別ゲストとして現地で自作凧の展示とシンポジューム、大人向けの凧作りワークショップを行ないました。
凧揚げ会場は広く延々12kmに及ぶそうで、凧揚げ会場周辺では、巨大なキリンやゴリラ、イモリなどの凧がたくさん飛揚しており、日本のチームは、津軽凧、田原凧、扇凧、鳥凧、仙台凧、白根大凧など日本を代表する凧があがり、江戸凧保存会は、4~8尺の凧5種類で参加しました。

フランス国際凧揚げ大会にメインゲストとしてご招待。

2012年5月に、フランス国際凧揚げ大会にメインゲストとして招待されました。

保存会からの参加は五十嵐、加藤、中川の3夫婦であった。

開催地はフランス バル=ドワーズ県マリーヌ市

 

夫たちは凧の展示会場で連日子供たちと凧つくり教室を行った。

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妻たちは 初めての日本人主婦の訪問と言うことで 料理教室のワークショップを依 頼されて奮闘しました。
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国際交流基金主催「Nihongo Fiesta 2009」マニラ遠征

国際交流基金主催「Nihongo Fiesta 2009」フィリピンマニラへ江戸凧保存会のメンバーで参加しました。

マニラ遠征記

国際交流基金主催 Nihongo Fiesta 2009への参加記録

2009年4月

1.参加メンバーと関係者

              江戸凧保存会:五十嵐正市、土岐幹男、植田賢治、加藤吉伸

              国際交流基金:鈴木勉マニラ事務所所長、

                                          三富章恵氏、キャシー・V・ピケ氏

 

2.スケジュール:

         2 月26日     出  国 成田発JL741(9:35)マニラ着(13:30)

         2月27日      会場視察・打ち合わせ、展示凧の組み立て

         2月28日     子供・一般対象ワークショップ開催

                              日本語フィエスタ・オープニング、セレモニー出席

         2月28日      Kite Making Competition審査

                                    凧揚げデモンストレーション

                                    Kite Flying Competition審査

                                    表彰式

          3月1日        市内観光

                                  桂在フィリピン大使主催夕食会、出席

         3月3日        帰国、マニラ発JL742(14:45)成田着(19:50)

 

3.関連施設

                  宿泊:The Heritage Hotel Manila

                  展示、ワークショップ会場:SM Mall of Asia Atirum

                  凧揚げ会場:Open Field, パサイ市

4.主な出来事

        1日目(2月26日)

                        9:35成田発

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                    3:30 マニラ着

・予想していたより湿度が低くすごしやすい

・ホテル周辺は渋滞が激しく排気ガスの臭いは気になるが、最悪の環境ではない

 

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           2日目(2月27日)

 

 14:00 展示・凧教室

・会場は巨大なトップライトの直下の為、明るく、まるで屋外にでもいるような爽やかさであった

・凧揚げ会場視察

・GLはフラットで200m×200mぐらいか

・広さは十分で風速もちょうど良い

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10:00 展示凧設営

・天井への展示は川中島2枚と昇り龍

・作業員たちは、凧を吊した時にできるたわみを取るために試行錯誤の作業が続いた

・五十嵐さんが14本の糸目を纏めるところを見て、2枚目からは作業員が自ら行った

 

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3日目(2月28日)

10:30 ワークショップ

・ワークショップの準備を行う

・江戸凧保存会の「のぼり」を立てた

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 11:00 5、6歳児対象のワークショップ

・テーマは、「こま凧」

・参加者25人

・「星」、「花」、「顔」、「景色」などを先生の指示通り大きく、遠くからも目立つような絵を描いていた

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・どれも、素直で、のびのびした絵であった

・写真好きのようで、カメラを向けるとすぐこちらを向いてくれる【写真②】

・完成後は歓声をあげ、通路を駆けだして凧をあげていた

・みんな、とても可愛らしい子供たちである

・江戸凧4人組の審査による優秀者は、「景色」と「蝶」であった

・どちらも本当にすばらしい凧だった

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                           ①                                                                             ②                                                                          ③

 

14:30 「Nihongo Fiesta」オープニング・セレモニー

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16:00 一般、学生対象ワークショップ

・テーマは「角凧」、参加者25名

・ひらがな、又は、カタカナで自分の名前を書くことが流行っている様子である

・「人物画」、「般若」、「ハート形」、「舞妓」、「ドラエモン」、「花」、「幾何学模様」、などデザインは多種多様

・大学生(教育期間が日本より2年少ない)17、18歳なのでかなり上手な絵が多かった

 

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・みんな人なつっこく、元気があるので、場の雰囲気がとても良い

・審査では、五十嵐会長が2階から全員の凧を見て、独断と偏見?で2名が選ばれた

・写真①は、参加者が2階にいる会長に向かって凧を見せているところ

・優秀者への授賞式が終わったところで、土岐さんの「篠笛」演奏、五十嵐会長の「ハーモニカ」演奏が披露された【写真⑤⑥】

・江戸凧4人組を囲んで、繰り返し記念撮影が行われた

・又、出来上がった凧やパンフレットなどにサインを求められ、4人は芸能人になったかのようで、満面に笑みをたたえていた

 

           
   
     
     
 

 

 

 

 

 

 

 

①                                                  ②                                                ③

 

 

           
     
     
   
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

④                                                   ⑤                                                     ⑥

 

 

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4日目(3月1日)

9:45 Kite Making Competition審査

・凧コンテストの審査を依頼される

・ほとんどが大型でフィギュアを取り付けた凧である

・どう見ても揚がりにくそうだ

・角凧部門では江戸凧の絵ではないがきれいに描かれていた

 

13:30 凧揚げデモンストレーション

・航空規制に触れる恐れがあるため、飛揚高度は60m程度とした

・日の丸の連凧が揚がる

・雨雲の接近により江戸角凧は待機

・カーボン骨の角凧を準備

       
     
   
 

 

 

 

 

 

 

 

 

15:30 Kite Flying Competition審査

           
         
   
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・江戸凧タイプは残念ながら全て失速してしまった

・フィギュアを乗せた凧はよく揚がり、安定していた。お見事!!

・優勝したプロペラ付き自転車凧は非常にユニークな発想だった。デザイン審査の時には、とても揚がるとは思えなかったが、そんな心配を吹き飛ばすような揚がりっぷりだった

・オレンジ色のドラゴン凧は安定性抜群で、ゆったりと飛揚していた

・カラフルな「一反もめん」もよく揚がった

・風速は5~6m/sでとても安定していた

・大きな蜘蛛を乗せた六角が飛揚したのはびっくり!

 

           
   
     
       
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・表彰式

・土岐さんから各部門の受賞者へ賞品が授与された

 
   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12:00 展示凧撤収

・三富さん、キャッシーさんにも手伝ってもらう

 
   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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5日目(3月2日)

14:00 市内観光

ROMAN CATHOLCI CATHEOAL OF MANILA

       
     
   
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

FORT SANTIAGO

       
   
     
 

 

 

 

 

 

 

19:00 桂大使主催の夕食会

・貴重な体験をさせていただいた

 

 
   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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6日目(3月3日)

・ホテルのロビーで鈴木所長に見送ってもらう

・三富さんとキャッシーさんは空港まで送ってくれた

 

 
   

 

 

 

 

 

 

 

 

20:00 帰国

・無事帰国

 

           
   
         
 

 

 

 

 

 

 

 

6.マニラ遠征を振り返って

今回は、鈴木所長のお誘いで実現したマニラ遠征であった。さすがに、関係者による準備が整っており、又、予想していたより気候がよく大変さわやかで楽しい旅行となった。桂大使との食事会は、とても楽しい時間を過ごさせてもらった。しかし、フィリピンの凧の会との交流の場が無かったことは非常に残念だった。個人的には、土岐さんの友人であるオギンコさんと再会し、そして食事会は大変楽しかったが、公的な催しでフィリピンの皆さんと交歓のチャンスが持てたらさらに文化交流ができたかと考える。

ワークショップについて、昨年は現場で参加者を募るやり方だったので、参加者が少なかったり、又、急に増えたりして混乱もあった。しかし、今回は、事前に参加者を決められていたようなので、そのようなことはなく、作業はし易かった。計画された時間の中でのワークショップなので、事前の募集は必要だろう。

土岐さんのパフォーマンスが参加者の心を捉え、終了後には撮影会、サイン会になってしまうのは、昨年と同じであった。なんといっても、これが皆さんとの交流で、最高である。

凧揚げ会場は一見、広く平らで申し分ない場所であった。しかし、オギンコさんの情報によると、この地域は高度60m以上に航空規制があることがわかった。事前に申請すれば航空機が迂回する処置も取れるとの事だったが、今回は高く上げないということで実行された。

広場を歩くと野草の小さな種子が股引にびっしりくっついた。結構強烈なフックなので、素手でつかんではずそうとすると、痛いぐらいだった。昨年は、「狭い、風が吹かない」であったが、今年は「航空規制」「痛い」だったので、凧揚げ会場の選定はとても難しいと思う。

凧審査、自由凧揚げの間、実際は、参加人員も多く盛況なのだが、なんとなく寂しい感じがした。華やかさを出すためにBGMがあったほうが良い。

昨年に引き続き2度目のマニラ訪問であり、又、ワークショップに参加された皆さんにも喜ばれたようで、更にマニラに対する親近感が増したようだ。今後も江戸凧保存会として様々な地域で江戸凧の良さを感じてもらえるよう活動したいと思う。

 

期間中、イベントの実行のほか様々な面で、鈴木所長、三富さん、キャシーさんにお世話になりました。皆様の心遣いに感謝し御礼申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年4月18日

記録:江戸凧保存会事務局 加藤吉伸

2008年フィリピン・マニラ凧あげ遠征

2008年フィリピン・マニラ凧あげ遠征

【2008年フィリピン・マニラ凧あげ遠征記】 ←  ←  ← ← 読むにはここをクリック!!

アメリカ・ワシントン州・ロングビーチ世界凧揚げ大会

アメリカ・ワシントン州・ロングビーチ・世界凧揚げ大会に 江戸凧保存会として、メンバー7人+1人、計8名で参加して来ました。 我々は2005年8月17日(水)にロングビーチ到着。あっという間の5日間でした。 大会終了後は、アメリカ人の凧吉、Don Mock宅に全員ホームステイして、 たった数日間でしたが、アメリカ生活を思いっきり肌で感じて帰ってきました。

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凧揚げ会場テント内で保存会主催の凧つくり教室。材料は日本からすべて持参。  ボランティアの皆さんのご協力によって、2時間位の間に約200人の参加者がありました。